LEARN - Powercell



ユーザー・レビュー

レコーディング・エンジニア 篠原麻梨



Powercell(パワーセル) インシュレーターには、良い意味で裏切られました。あまりの軽さや見た目からそこまで期待してなかったのですが(失礼!)製品コンセプトの「音を正しいところへ持っていく」というのを正にその通りに実感することになりました。

スピーカー・スタンドに載せた「Neumann KH310」モニター・スピーカーで、インシュレーター無しの状態、少し大きめで重さのある別メーカーのインシュレーター、そしてこのMoof Powercell インシュレーターの3パターンを6畳の作業部屋で聴き比べたところ、「Moof Powercell」を置いた状態が圧倒的にバランスと立体感がマッチしました。「何も無し」は、やはり部屋の狭さもあり少しだけブーミーな印象があり、「大きめのインシュレーター」は、定位が見えやすくクリアになったものの200Hz以下の低音振動の抑制効果が大きすぎて、サブ・ウーファーを入れた2.1chでモニターする場合には若干繋がりが悪く感じました。「Moof Powecell」は、設置点を微調整して行くことによってボトムの無駄な飽和感が無くなる程度に低音が落ち着き、位相のズレが軽減されたからなのか、少し凹みがちだった中域がしっかり前に出てきました。高域の解像度も上がったことで輪郭も見え、全体のバランスが取れて音が立体的になりました。うちの環境にはとてもフィットしてミックスも一段としやすくなったのですぐに導入を決めました。良い意味でインシュレーターの音にならず、しっかりスピーカーの持ち味を活かして性能を引き出してくれるところが気に入っています。



篠原麻梨

AVACO CREATIVE STUDIO、Azabu-O Studioを経て、現在はフリーランスとして活動中。映画やドラマ、ゲームなどの劇伴を中心に、ステレオ、5.1chサラウンドだけでなくDolbyAtmos作品も手がけ、国内外の様々な音楽制作に携わる。 Works: 映画「弱虫ペダル」/NetflixOriginalFilm「Earthquake Bird」/ ゲーム「Ghost of Tsushima」 etc.